学生のときの話

中学校に行きたくなかった私が日記を書いていてよかったこと

こんにちは、黒川あさひです。

 

私は中学生のとき、学校に行きたくありませんでした。

しかし、親や他のクラスの友人に「学校に行きたくない」ということは言い出せませんでした(向こうは気付いていたかもしれませんが)。

 

私が全てから解放されるのは、自分の部屋で一人で過ごしているときでした。

周りを気にせず好きなことをしたり、溜まった嫌な思いを放出することで、ようやく息を吹き返すことができるのでした。

 

宿題さえしていれば、自分の部屋にこもって何していようと、親には何も言われることはなかったのでありがたかったです。

そしてまた次の日になって、教室に入った瞬間に、息を止めて海へと潜っていく…これをひたすら続けていました。

何だかんだで、病気のとき以外は毎日学校に通いました。

 

溜まった嫌な思いを放出するのに利用していたのが、『日記』です。

日記を書いていなかったら、どうなっていたかわかりません。それくらい救われました。

 

中学校に行きたくなかった理由

体育会系の先生が怖い

自他ともに認める大人しい性格でクラスに馴染めなかったので、「クラスで団結!何ごとも積極的に取り組もう!」という方針がとにかく嫌でした。

体育会系の先生はそういうのを強要してくるので勘弁してほしかったです。

 

カースト上位の人(特に不良やギャル)が怖い・仲良くできる人がクラスにいない

スクールカーストで底辺にいた私は、とにかくクラスにいるのがつらかったです。

一人でいると「あの子友達いないのwww」という周りの視線が怖かったのですが、かといってクラスの子に話しかけることはできず。

別のクラスには同じ部活の友人が何人かいたので、休み時間に通って話し相手になってもらっていました。

 

そんないくつもの理由が積み重なって、毎日憂鬱な気持ちを抱えたまま学校に通っていました。

特にクラスにいる間は、息を止めて真っ暗な水中に潜っているような状態でした。

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部屋にこもって日記を書く日々 

日記というと、何だかかしこまっているような感じがしますが、実際はかなり適当で、A5くらいのノートの3分の一くらいのスペースに絵を描いて(これは一応真剣に)、隙間に今日あったことや思ったことをバーッと書いて終わりです。

絵には30分くらい時間を費やしていましたが、文章は3分くらいでちゃちゃっと書いていました。

 

中学1年の冬から大学3年まで続けましたが、特に学校が嫌だった中学2~3年のときは、ほぼ毎日のように書いていました。

実は、日記の何冊かは捨てられずに今も手元にあります。

ここで、当時(15年前!)書いていた日記の一部を載せようと思います。

誰にも見せたことはないので身バレはしないはず。

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※ちなみに、Ⓒ→「ちゃん」です。

 

中3の6月に書いたものです。

どうやら、修学旅行の部屋決めで揉めていたようです。修学旅行の班は私、仲が良かった(けど、あまりしゃべれなかった)Dちゃん、他のグループから溢れてしまったAちゃんとBちゃんの4人でした。

AちゃんもBちゃんも、元のグループのCちゃんと同じ部屋(宿泊はホテルなので2人部屋)になりたいということなのでしょうか…今でも解読できません。

 

あと、中2のほうがよかったと書いていますが、中2のときも人間関係でごたごたしてました。

正直同じくらいつらかったです(中1が一番マシでした)。

 

絵は、当時は真剣に描いて満足していましたが、今あらためて見ると発狂しそうになりますね!

ちなみに、自分で作ったオリジナルのキャラクターです。他にも何人かいました。

 

長期休みまでのカウントダウンも一緒に日記に記入

実は日記を書くときに、文と絵と一緒に「長期休みまで何日か」を書いていました。

先ほど公開した日記を見ると、絵のちょうど真上に書いてあるのがわかると思います。

 

新学期が始まると、次の長期休みまでの日数を数えて「あと○日」と書いていました。

単純に見えますが、これは結構効果的で、あとどのくらい頑張ればよいか目に見えてわかりやすかったのがよかったです。

 

新学期が始まってすぐは「あと100日」とかなので絶望しかないですが、だんだんと減っていくと「あと少しだから頑張ろう」という気持ちになっていました。

 

日記を書いていてよかったこと

今だと、SNSや掲示板などで、「学校に行きたくない」同じ境遇の人を見つけて交流することは可能ですが、当時はそういうことはできませんでした。

私が中学生のときは、自分の携帯電話を持っていなかったし、パソコンでインターネットができる環境ではなかったのです(家にパソコンはあったけど、父しか使えませんでした)。

 

うらやましいなと思います。

あの当時、インターネットが使えていたらもっと楽になれていたかなと考えてしまいます。

 

ですが、日記は私のよき話し相手になってくれました。

もちろん一方的ですが、日記には私の言いたいことを全部受け止めてくれるという安心感がありました。

 

今学校に行きたくない人に言いたいこと

自分の思いを吐き出す手段を考えましょう。

まず、人に言う場合。これは相手を選ばないといけません。

たいして仲良くない人から、愚痴や人の悪口などを聞くとなんだか嫌な気持ちになりますよね。

でも、 好きな人の愚痴は「話して楽になるんだったら聞いてあげよう」と思うんです。

だから、自分の信頼する友人、家族にだけ言うようにしましょう。

 

人に言うのが嫌だったら、日記やノートに書きなぐるのもいいですし、今の時代だったらそれこそブログや掲示板やSNSでもいいと思います。

とにかく吐き出す!ため込んだり、ないことにしようとするのが一番よくありません。

 

あともう一つ、マイナスなことだけでなく、プラスなことも吐き出してください。

小さなことでいいです。試験でいい点がとれた。テレビがおもしろかった。台風で休校になってくれー!…とか。何でもいいです。

 

私なんて、「給食の時間にミスチルのアルバムの曲が流れていて、3曲目に好きな曲が流れてテンション上がってたのに途中で切れてショック」というしょうもない内容でノート1ページ使ってますからね。

これくらい小さなことでも吐き出していいんです。

 

いいことも吐き出すようにすると、そのことを大事にするようになります。

例えば何気なく観たテレビがおもしろかった→そのことを吐き出すことで記憶に残る→来週も観る、というふうにそのテレビが自分の中で占める割合が大きくなります。

嫌なことばかりに意識がいってしまわないようにするのがポイントです。

 

学校が嫌だというのは少しも悪いことではありませんし、そのことを口にしてはダメなんてことはありません。

どんな手段であれ「言いたいことを吐き出す」というのは大事だと思います。

「弱音を吐くな!」とか「悪口を言うな!」というのは所詮きれいごとです。

何かしら吐き出す手段を見つけてほしいなと思います。

間違っても、息継ぎをしないで窒息なんてことはあってはいけません。

 

いつか終わりは来ます。息継ぎをしながら長い学校生活を泳ぎ切ってください。