こんにちは、黒川あさひです。
登録販売者試験の勉強法について書いた記事内で、使用したテキストを紹介しました。
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私が実際に勉強に使ったテキストは、「7日間でうかる! 登録販売者 テキスト&問題集 」です。
私が受験した当時は、このテキストが一番評判がよかったので、選びました。
しかし、最近はユーキャンが出版した「ユーキャンの登録販売者 速習テキスト&重要過去問題集 第2版」のほうが人気が高いようです。
この2冊は書店でも置かれていることが多く、
「どちらを選べばいいのかわからない…」
と悩んでいる方のために2冊を徹底的に比較しました。
テキストを選ぶときに参考にしてくれたら嬉しいです!
(※以後、テキストをそれぞれ「ユーキャン」「7日間でうかる」と表記します)
目次
登録販売者試験テキスト「ユーキャン」「7日間でうかる」の基本情報
ユーキャンの登録販売者 速習テキスト&重要過去問題集 第2版 (ユーキャンの資格試験シリーズ) | 7日間でうかる! 登録販売者 テキスト&問題集 2020年度版 | |
出版社 | ユーキャン学び出版/自由国民社 | 日経BP 日本経済新聞出版本部 |
価格 | 2,200円(税込) | 1,980円(税込) |
ページ数 | 536ページ | 428ページ |
附属品 | 過去問の回答・解説(別冊)・赤シート | 赤シート |
まず、気になる価格ですが「ユーキャン」のほうが少し高いです。
とはいえ、「ユーキャン」のほうがページ数が多いので、この価格は妥当かなと思います。
少し強引ですが、1ページ当たりの値段を計算してみました。
- 「ユーキャン」:4.1円/1ページ
- 「7日間でうかる」:4.6円/1ページ
1ページ当たりの値段を見ても、「ユーキャン」のほうが少しお得ですね。
「ユーキャン」のテキストは2,000円以上するので、「少し高いかな」と感じるかもしれません。
しかし、その分ページ数も多く、内容も無駄がありません。
なので、買って損はないと思います。
比較①:「ユーキャン」は31項目、「7日間でうかる」は7項目に分かれている
テキストを使って勉強をするときに
と決めて取りかかる人は多いと思います。
テキストが項目ごとに区切られていると勉強しやすいですよね。
「ユーキャン」は31項目、「7日間でうかる」は7項目に分かれています。
テキストの断面を写真に撮ってみました。
「ユーキャン」のほうが、項目が細かく分かれているのがわかります。
1項目ごとのページ数は以下とおりです。
- 「ユーキャン」:10ページ前後/1項目
- 「7日間でうかる」:約20~40ページ/1項目
なので、すきま時間にちょっとずつ勉強する方は「ユーキャン」、
まとまった時間がとれる方は「7日間でうかる」をおすすめします。
注意
「ユーキャン」の表紙に「ちょっとずつ31日で一発合格!」と書かれていますが、
「一日1項目ずつ読む」のではペースが遅すぎます。
できれば一週間ほどで一冊を読み切るくらい、ざっくり読むのがいいと思います。
テキストは、ただ読むのだけではなく、「過去問を解いて確認する」ときに使うようにしましょう。
比較②:誌面の見やすさはオールカラー誌面の「ユーキャン」が圧勝!
資格のテキストの誌面は、2色刷りのものが多いですが、「ユーキャン」はオールカラー誌面なのが特徴です。
パッと見た感じ、とても見やすいので「読んでみよう」と思える誌面になっています。
注意
オールカラーとはいえ、人体のイラストは2色刷りです。
一方、「7日間でうかる」はすべてのページが2色刷りです。
「ユーキャン」と比べると、誌面は地味な印象かもしれません。
とはいえ、内容やまとめ方は「ユーキャン」に引けを取らないので、勉強する上では特に問題はありません。
比較しやすいように、両者、同じ内容のページを載せてみました。
(上:「ユーキャン」下:「7日間でうかる」)
多くの受験生が苦手な分野「漢方薬」をまとめているページです。
どちらの誌面も、以下のような工夫がされていることがわかります。
- 表にまとめられている
- 構成している生薬(カンゾウ・マオウなど)がマークで書かれている
- 出題頻度が高いものは印がついている
オールカラーか2色刷りかの違いで、それ以外はほぼ同じような構成です。
書店で中身を見るなり、通販サイトの試し読みをするなりして、見た感じの印象で決めるといいでしょう。
比較③:過去問は「ユーキャン」は巻末、「7日間でうかる」は項目の最後に掲載
どちらも過去問が収録されていますが、掲載されている場所が違います。
「ユーキャン」は巻末に過去問(200問)がまとめて掲載されています。
回答と解説は別冊になっています。
この配置は、おそらく「テキストを読む→過去問を解く」という流れを意識しているのだと思います。
しかし、テキストを1~2回読んだところで頭に入らず、過去問を解けるようにはなりません。
むしろ逆で、「過去問を解きながらテキストで調べる」という流れのほうが効率よく勉強できます。
過去問を解きながらテキストで調べる場合、過去問が巻末にあると少しやりにくいかなという印象です。
「7日間でうかる」は、それぞれ項目の最後に過去問(10~20問)が掲載されています。
解答・解説は過去問の後ろにあります。
項目の最後に過去問が掲載されているので、「過去問→テキスト」という流れで勉強しやすいです。
また、「7日間でうかる」は巻末に「模擬テスト(120問)」が掲載されています。
- 問題数は本番と同じ120問
- 科目ごとの問題数も本番と同じ
- 問題は、全国の過去問の一部を改訂、修正したもの
本番直前に、力試しとして解くのにピッタリです。
比較④:付属の赤シートの大きさは「ユーキャン」のほうが大きい
「ユーキャン」「7日間でうかる」のどちらも、付属に赤シートがついています。
テキストの赤い文字を消しながら覚えることができるので、便利ですよね!
この赤シートの大きさに違いがあります。
「ユーキャン」の赤シートのほうが大きいです。
「7日間でうかる」のほうは、縦向きに使うと文字を全部隠すことができません。
横向きで使えば問題ありませんが、気になる方は別の赤シートを用意したほうがいいかもしれません。
まとめ:総合的に見ると登録販売者試験のテキストは「ユーキャン」がおすすめ!
両者を比較してみて、まとめ方や掲載されている問題数に、大きな違いは見られませんでした。
ちなみに、掲載されている問題数は以下のとおりです。
- 「ユーキャン」:過去問200問
- 「7日間でうかる」:過去問約100問+模擬テスト120問=計約220問
それ以外で、
- 資格試験の通販教育で有名な「ユーキャン」監修
- オールカラー誌面
- 大きめの赤シート
という点をふまえると、「ユーキャン」のほうがテキストとして優れていると考えます。
ここからは個人的な意見ですが…。
私は「7日間でうかる」を使って2ヶ月という短期間の勉強で合格できたので、テキストとしては申し分ありません。
しかし、「ユーキャン」のオールカラー誌面はやはり見やすく、勉強のモチベーションが上がるなと思いました。
私自身、ビジュアルで覚えるのが得意なので、少しでも色があったほうが勉強しやすいと感じます。
もし、本屋でこの2冊が置いてあったとしたら、「ユーキャン」を選ぶかなと思います。
テキスト選びに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。