こんにちは、黒川あさひです。
突然ですが、音楽の授業って好きでしたか?
私は一人カラオケの記事をよく書いているので、歌が好きな人って思われているのかもしれません。
しかし、実は学校(特に中学校)の音楽の授業はあまり好きではありませんでした。
音楽の授業にはいろいろと苦しめられてきた(?)ので、そのことを書いてみようと思います。
目次
中学校の音楽の授業はほぼ合唱!高い声が出ない私には地獄…
中学校に入って驚いたのが、これでもかってくらい行事の度に合唱をすることです。
入学したらすぐに校歌の練習。11月の合唱コンクールが最大のイベントなのですが、それに向けて夏くらいから練習。で、年が明けたらすぐに卒業式に向けて合唱の練習。
振り返ってみると、一年を通して合唱しかしてない!
高い声が出ない(裏声にすると声が小さくなる)私にとって、合唱しかしないのは苦行でしかありませんでした。
普通、中学校でもリコーダーとかやりますよね?それがまったくないんです。
私はピアノを習っていたし、小学校のときは部活でブラスバンドをやっていたので楽器を弾くのは好きでした。
それなのに、合唱だけで評価がつけられてしまうことが本当につらかったです。
もちろん、学期末に筆記試験はあります。
しかし、それがよかったとしても評価にはつながらなかったように思います。
中3のときに、筆記試験で学年で1位だったことがあります(確か94点とかそんなもん)。
しかし、通知表の成績は5段階で「3」でした。
さすがにおかしいと思い、母が担任の先生に「どういうことなのか」とやんわり聞いてくれて、後日に私は音楽の先生に呼ばれて説明を受けました。
「声が遠くに飛ばないからダメ」という内容をオブラートに包んで話してくれました。
なんにせよ、別につけ間違いとかではなく、それが先生の正しい評価ということでした。
管理教育の記事でも書きましたが、通知表の「1」は高校の入学試験の2問分に相当します。
音楽が「3」から「4」に上がるだけで、入試を受けるときの精神的余裕はかなり違いますよね。
結果的に第一志望校に合格できたのでよかったのですが、せめて「4」はほしかったなと思っています。
合唱のときにピアノ伴奏をする手もあるが、レベルが高すぎて手が出せない
歌わなくても高評価をもらう方法はあります。
それは、ピアノ伴奏者に立候補すること。
これをやれば内申点で「5」は確実です(と言われていました)。
ピアノ伴奏は簡単なように思えますが、みんなの前で一人で伴奏するプレッシャーは半端ではないと思います。
正直、ピアノ伴奏をするくらいなら「3」でいいや…と思ってしまう自分がいます。
それに、そもそも伴奏のレベルが高すぎるんです。
小学校までは、私も歌やリコーダーの伴奏でピアノを弾いたりしていました。
でも、中学校の合唱の伴奏は桁違いに難しい。
1年生に歌う歌はまだマシ。
2、3年で歌う歌は、私だったら5年かかっても弾けないんじゃないかというレベルです。
みんな、それをサラッと弾いてるものだからおったまげてしまいました。
せめてリコーダーなどの楽器の演奏も評価に入れてほしかった
音楽の授業だけ、「合唱」という一つのもので評価されるのは疑問でした。
せめて、リコーダーなどの楽器の演奏も評価に入れてほしいと思っていました。
リコーダーだったら小学校から使っていてみんな持っているし、何も面倒なことはないと思うのですが…
やっぱり学校の方針なのでしょうか?
合唱=青少年の発育に健全!みたいな。
いやいや、別に合奏でもいいでしょう…よくわからないです。
一方で他の科目は、様々なものが評価の対象になっていました。
美術の授業では、絵だけ描いているわけではなく、彫刻の授業などもありました。
私は木を使うのがあまり得意ではなかったので、そのときは評価が悪かったです。
逆に、絵が苦手な人でも、木を使った製作は得意かもしれないし、そうやっていろんな種類の授業があるのはいいことだと思います。
体育だっていろんな種目やったりしますよね。
球技は苦手だけど水泳は得意って人もいますし(私は全部ダメでしたが)。
合唱だけの評価にするにしても、もう少し筆記試験を加味してくれないのかと思います。
筆記試験で学年で1位になっても、内申点は「3」しかもらえないなんて…何のための筆記試験なんだ!
【番外編】好きな合唱曲を5曲ランキングにしてみました
私は、合唱は嫌いだったけど、合唱曲自体は好きでした。
ここでは、好きな合唱曲をいくつか紹介したいと思います。
※何年生のときに歌ったという情報は、身バレの危険があるので伏せます。
【第5位】名づけられた葉
名づけられた葉
東京混声合唱団、大谷研二 & 斎木ユリ
¥150
歌詞:★★
曲:★★
伴奏:★
歌詞は新川和江さんの詩がもとになっています。
国語の授業で習った人も多いのでは?
人間を葉っぱに例え、「私たちはたった一枚の葉にすぎないけど、名付けられた葉なのだから自分の生き方を考えていかなければいけない」という意味が込められています。
当時はピンとこなかったけど、今ならよくわかります。
中学生のときはみんなと合わせてばかりだったからなあ…。
曲調は、合唱曲の王道という感じで、後半にかけてだんだんと盛り上がっていく感じが好きです。
【第4位】樹氷の街
樹氷の街
横山琢哉 指揮、千葉大学合唱団
¥250
歌詞:★
曲:★★
伴奏:★★★
タイトルどおり、雪が降りしきる様子が目に浮かぶような美しい曲。
この曲は、特に伴奏がすごい。
流れるような三連符がひたすら続きます。完璧に弾けたら気持ちいいだろうなと思います。
ちなみに、辻村深月さんのこちらの小説に『樹氷の街』というタイトルのお話が収録されています。
合唱コンクールが舞台になっていて、樹氷の街の歌詞が本文中にも出てきます。
辻村さんの青春小説は読みやすいので好きです。
【第3位】空駆ける天馬
空駆ける天馬
大垣市立興文中学校
¥150
歌詞:★
曲:★★★
伴奏:★★
軽快なテンポで、歌いやすい曲だと思います。
そして、なによりかっこいい!かっこいい合唱曲と言ったら間違いなくこれ。
歌詞も単純なので覚えやすいのも魅力です。
途中から「アンドロメダを西南に スワンの星座を東南の」しか言ってませんからね(笑)
でも、単調な歌詞がだんだんと複雑に重なっていくので、聞きごたえは十分あります。
【第2位】春に
春に [混三]
蓮沼喜文, 持田みどり & 埼玉栄高等学校コーラス部
¥150
歌詞:★★★
曲:★★★
伴奏:★★
歌詞は詩人として有名な谷川俊太郎さん。
谷川さんの詩は合唱曲によく使用されていますが、これはわかりやすいほうだと思います。
(『二十億光年の孤独』は高校で習ったけど、いまだにあまり理解できない…)
言葉にできない複雑な思いがあふれそうになる様子が伝わってきます。
曲は全体的にゆったりとしていますが、ほんわかした感じではなくてちょっと暗い感じもします。
『春に』というタイトルもシンプルで好き。
1年生のころからずっと歌いたかったんですけど、別のクラスが歌うことになって残念でした。
【第1位】君とみた海
君とみた海 [混三]
齋藤智子, 坂井和子 & 合唱団 翠
¥150
歌詞:★★★
曲:★★★
伴奏:★★★
実はこの曲だけ、高校生になってから知りました。
高校では、芸術選択と言って音楽・美術・書道の中から、好きな科目を選ぶことができました。
私は書道を選択したので音楽の授業はなかったのですが、音楽クラスは文化祭で合唱を披露することになっていました。
音楽クラスのとあるクラスが、この曲を歌っていたんです。
数学の授業のときに、練習している声が聴こえてきて、「いい曲だな~」と授業そっちのけで聴いていました。
歌詞、曲、伴奏もすべてが美しく、お気に入りの合唱曲です。
2番のサビからもう一回最後のサビに行くところ(「♪どこまでも~ひろが~ってゆく~」のところ)が、本当に大好きで鳥肌モノです。
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中学校の音楽の授業がほぼ合唱でつらかった話のまとめ
「音楽の授業がつらかった」話を書いてきました。
音楽だけでなく、体育や美術、技術家庭科の4科目の内申点って、結構やっかいだなと思います。
私の場合、体育はもう全般的にダメだったので「3」でも文句はありませんでした。
しかし、音楽は歌うこと自体は嫌いじゃなく楽器を演奏するのは好きだったので、声が小さいというだけで「3」をつけられてしまったのに不満があったのだと思います。
ブログで書いている管理教育の記事にコメントをいただくことがあるのですが、今でもこのような理不尽な内申点をつけられている現状があるようで…。
対策として一番いいのは、他の教科でがんばる!
結局それかよ!って思ってしまいますが、そう割り切ったほうが楽だと思います。
もう内申点は上がらないなと思ったら、本番の試験の勉強に切り替えたほうがいいかもしれません。
努力できるなら、指揮者やピアノ伴奏をする手もあります。
しかし、ピアノの練習に時間を割くぐらいなら…と私は思ってしまいます。
どちらががいいかは、本人の技術次第ですが。
歌は苦手だけどピアノはそれなりに弾ける人だったら、ピアノ伴奏をやったほうが得だと思います。
以上、合唱についての話でした。
中学校時代の理不尽な教育については、こちらの記事に書いているのでぜひ読んでみてください!